エアライン・レジェンド

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エアライン・レジェンドとエアーマネジメントII 航空王をめざせの比較

『エアーマネジメントII 航空王をめざせ』は、光栄(現・コーエーテクモゲームス)が1993年に出した航空会社経営ゲームです。海外では Aerobiz Supersonic という名前で発売されました。エアライン・レジェンドは、このゲームから多くのアイデアを借りています。このページでは、何を受け継ぎ、何を独自に変えたのか、そして今でも航空王のほうが優れていると思う点を率直に書きます。

航空王をプレイしたことがある人なら、エアライン・レジェンドを始めて数分で「知っている」と感じるはずです。まず本拠地の都市を選ぶ。発着枠がなければどこにも飛べない。発着枠を取るには、担当者を空港へ派遣して交渉させる。この交渉の仕組みは航空王から着想を得たものです。発着枠の重要性をここまで実感させるやり方はほかに見当たらなかったので、細部は変えつつ、ゲームの中心に据えました。

そのうえで、マップをずっと広くして中小の空港まで入れ、地方路線も飛ばせるようにしました。機材のラインアップは4倍以上に増やし、路線ごとに決められることも増やしています。そしてブラウザで動くので、スマホでもパソコンでも同じ航空会社を続けられます。

エアライン・レジェンドと航空王を比べると

エアライン・レジェンド エアーマネジメントII 航空王をめざせ
発売 現在オンラインで運営中、更新あり 1993年:スーパーファミコン版・PC-98版、1994年:メガドライブ版。北米ではSNES版が1994年、Genesis版が1995年
遊べる場所 スマホかパソコンのブラウザ。アカウントはひとつ 当時のカセット、昔のPC版、または2004年・2005年に出たWindows 98〜XP向けの移植版。現行のWindowsや家庭用ゲーム機向けの公式版は確認できていません
料金 基本プレイ無料。ジェットコインは任意で、時間短縮や便利機能に使うもの。有利になる要素はない 当時のカセットか昔のPC版を手に入れる必要あり
マップ 全6地域に実在の空港を500以上、都市を490以上収録。1ワールドはひとつの地域で、就航できる空港は約240〜330。位置と滑走路の長さは実際の空港データに基づく 世界を7つの地域に分け、都市は約89
地方路線 中小の空港とハブを結ぶ地方路線。ATR 42、DHC-8、サーブ340、CRJ、ERJなどのリージョナル機で飛べる 約89都市は主要都市が中心。中小空港を結ぶ地方路線網を組むゲームではない
機材 実在の機種180以上。その年に生産されている機種しか発注できない 実在の機種約42、架空の機種約10(PC-98版)
時代 時代設定は17、1970〜2030年 20年ずつのシナリオが4本、1955〜2020年。PC-98版・Windows版には4本を通して遊ぶ「過去から未来へ」もある
発着枠 駐在員を空港へ派遣。数ラウンド戻らず、頼んだより少ない枠で帰ってくることもある 交渉員を都市へ送って枠を買う。ひとりが同時にいられるのは一か所だけ
ハブ 国際線にはハブが必要。ハブがあるとその空港の交渉も早くなる 小さな都市へはハブ経由。ほかの地域へ出るのにもハブが必要
路線で決めること 運賃、週の便数、どの機体を飛ばすか。1機で複数路線を回せる ハブと都市、機種と機数、運賃は基準額を中心に調整
1ターン 1週間 3か月(四半期)
ライバル ソロはAI航空会社、マルチは実際のプレイヤー 3社。AIか、同じ本体を囲むほかのプレイヤー
マルチプレイ オンラインの共有ワールド。10分ごとに1ラウンド 最大4人、1台の本体で交代
言語 8言語:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、日本語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語 日本語と英語。MS-DOS版には中国語版と韓国語版も

航空王から受け継いだもの

発着枠は自分で取りに行く。 航空王では、交渉員をどこかの都市へ送って発着枠を買わせます。その交渉員は出かけているあいだ、ほかの仕事ができません。エアライン・レジェンドではこれが駐在員になりました。発着枠の画面から駐在員を空港へ送ると、数ラウンド後に結果を持って帰ってきます。頼む枠が少なければ早く戻り、認められやすくもなります。空港ごとの発着枠の総数は決まっていて、すべての航空会社で分け合います。混んでいる空港は、こちらが行く前に埋まってしまうこともあります。駐在員は最初2人で、路線網が広がると増えます。立ち上げたばかりの航空会社を縛るのは、たいてい資金ではなく発着枠です。航空王を遊んでいたころの感覚と同じです。

ハブ。 航空王はハブをルールの中心に置きました。小さな都市はハブにぶら下がり、ほかの地域へ進出するにはまずハブが要ります。エアライン・レジェンドでは、国際線を飛ばすにはハブが必要で、ハブに指定した空港では発着枠の交渉も早く進みます。

歴史に揺さぶられる。 航空王には石油危機、戦争、オリンピック、冷戦の終わりがありました。エアライン・レジェンドでは、時代ごとの燃料価格と航空需要の変化を、実際の歴史に沿ってゲームに反映しています。石油ショックや金融危機、コロナ禍による旅客の落ち込みなど、その時代の出来事が経営に響きます。地域ごとの予想外のイベントもあります。アメリカと中国のワールドではハイジャック、東南アジアのワールドでは台風による一帯の空港閉鎖や、火山灰による運航停止が起きます。

変えたところ

マップ。 航空王は1枚の世界地図に約89の都市。エアライン・レジェンドには6つの地域(アメリカ、ヨーロッパ、日本、中国、東南アジア、東アジア)に、実在の空港が500以上、都市が490以上あります。1ワールドの舞台はひとつの地域で、その地域の空港とほかの地域の主要な国際空港を合わせ、就航できる空港はワールドごとに約240〜330。1ワールドで就航できる空港だけでも、航空王の世界全体の都市数を大きく上回ります。空港の位置と滑走路の長さは実際の空港データに基づいていて、滑走路が短すぎれば降りられない機材もあります。需要は、2つの都市の大きさと距離、そしてあなたが決めた運賃で決まります。

地方路線。 航空王の約89都市は主要都市が中心で、中小空港を結ぶ地方路線網を組む余地はほとんどありません。エアライン・レジェンドのマップには中小の空港も入っていて、機材にもそのための機種がそろっています。YS-11、ATR 42、サーブ340、DHC-8(ダッシュ8)、CRJやERJ、Eジェットなどです。小さな町からハブへ旅客を運ぶ短い路線を張ることも、ワイドボディ機を一機も導入しない地域航空会社を育てることもできます。

機材。 航空王の実在機は約42機種で、それに架空の未来機が加わります。エアライン・レジェンドには実在の機種が180以上あり、どのワールドでもその年に生産されている機種しか発注できません。1970年のワールドはターボプロップと初期のジェット機から始まり、ほしい機体は時代が進むにつれて登場します。新造機は発注してから数ラウンド待って納入、中古機は安くて翌ラウンドから使えますが整備費が高め。購入もリースもできます。

路線。 航空王では、ハブ、就航都市、機種と機数、運賃を決めて路線を運営します。エアライン・レジェンドではさらに週の便数を決め、1機の航空機を、週あたりの運航可能時間の範囲内で、つながった複数の路線に回せます。航続距離が足りない区間には、途中で一度給油に降りるテクニカルストップを設定できます(給油地で乗り降りはなく、発着枠は必要です)。ロンドン〜ブエノスアイレスのような長距離路線も問題なく飛ばせます。路線を開く前に、計画画面が最初の1週間の収支の見込みを出します。開いたあとは搭乗率を見て、満席なら値上げか増便、空席が目立てば値下げか減便。サービスと広告で評判が上がり、時間をかけてどの市場でも取り分が増えていきます。

時間の進み方。 航空王の1ターンは3か月、エアライン・レジェンドの1ラウンドは1週間です。運賃を変えれば、次のラウンドで結果がわかります。3か月待つ必要はありません。ソロのワールドでは時計はあなたのもので、止めることも先へ進めることもできます。

スマホでもパソコンでも。 航空王を遊ぶには本体とテレビが必要でした。エアライン・レジェンドはWebアプリで、スマホの画面でもパソコンと同じように遊べます。データはサーバーに保存されるので、どこで開いても同じ航空会社です。

オンラインのマルチプレイ。 航空王のマルチプレイは、4人が1台の本体の前でコントローラーを回すものでした。エアライン・レジェンドのマルチプレイでは、全員がオンラインでひとつの時計を共有し、あなたがいてもいなくても10分ごとに決算が進みます。

今でも航空王が優れている点

  • 地球まるごと。 航空王は全地域を1枚のマップに載せ、勝つには複数の大陸でライバルを上回る必要があります。エアライン・レジェンドの1ワールドはひとつの地域だけです。
  • 始まりが早い。 航空王は1955年から。プロペラ旅客機も最初のジェット機も出てきます。こちらの一番古い時代は今のところ1970年からですが、1955年から始まるワールドを開発中です。
  • 冷戦がルールになっている。 航空王では国ごとに友好度があり、序盤は東西の陣営をまたいだ交渉すら難しく、東側の航空会社はペレストロイカの後でないとボーイング、ロッキード、マクドネル・ダグラスの機体を買えません。こうした仕組みはエアライン・レジェンドにはありません。
  • 関連事業。 航空王では、就航先の都市でホテル、旅行代理店、フェリー、遊園地、スキー場などの事業を買収できます。事業は収益を生み、旅客を呼び込む力にもなります。エアライン・レジェンドは今のところ航空会社の経営だけですが、こうした仕組みをどう取り入れるのがよいか検討しています。
  • みんなで並んで遊ぶ。 1台の本体を交代で回す楽しさは、オンラインのワールドでは代わりになりません。

どちらがおすすめ?

  • 航空王の手触りで、もっと広いマップともっと多い機材がほしい —— エアライン・レジェンド。
  • スマホで、あるいはスマホとパソコンを行き来して遊びたい —— エアライン・レジェンド。
  • オンラインでほかの人と遊びたい —— エアライン・レジェンド。
  • 地球全体と冷戦外交がほしい、そしてカセットがまだ手元にある —— 航空王。

航空王が好きだった方も、航空会社経営ゲームは初めてという方も、エアライン・レジェンドは無料で始められます。エアライン・レジェンドを遊ぶ · 遊び方 · ほかの航空会社経営ゲーム

よくある質問

エアライン・レジェンドは航空王のリメイクですか? いいえ。別のスタジオが作った別のゲームで、コーエーテクモゲームスとは一切関係ありません。航空王からいくつかのアイデア、とくに発着枠の交渉を借りていますが、マップ、機材、路線の仕組みは独自のものです。

発着枠の交渉は今もありますか? あります。駐在員を空港へ送り、数ラウンド待って答えを受け取ります。断られることもあれば、最後の枠をライバルに先に取られることもあります。

航空王は今でも遊べますか? 当時のソフトを手に入れれば遊べます。スーパーファミコン版、メガドライブ版、PC-98版のほか、2004年(コーエー25周年パック)と2005年(コーエー定番シリーズ)にWindows 98〜XP向けの移植版も出ています。ただ、現行のWindowsや家庭用ゲーム機向けの公式版は確認できていません。

日本語で遊べますか? エアライン・レジェンドは日本語に完全対応しています。簡体字と繁体字の中国語、ほか5つの言語でも遊べます。


開示:エアライン・レジェンドは私たちのゲームです。現行版について書いたことはすべて、無料で遊んで確かめられます。開発中の機能はそのように明記しています。エアーマネジメントII 航空王をめざせ(Aerobiz Supersonic)はコーエーテクモゲームスのゲームで、その記述は日本語版と英語版のWikipediaの記事、公開されているプレイ記録に基づいています。版によってルールが異なる点は、スーパーファミコン版を基準にしています。パソコン版で遊んだ方の記憶とは違うところがあるかもしれません。たとえばPC-98版にはハブ都市とそれ以外の都市の区別がなく、どの都市にも本社や支社を置けます。このページは誰からも対価を受け取っていません。

最終確認:2026年10月20日。ゲームは変わります。古くなっている点があればお知らせください。